第3章 秘密の関係
「凄くキツい……さすが初めてだねぇ♪」
「…………」
痛みで声も出せない私にはお構いなく、あの人は楽しそうに腰を打ち付けた。
パンパンと浴室に響き渡る規則正しい音、はぁはぁと耳元に掛かる気持ち悪い息遣い。
下を見ればぽたぽたと真っ赤な血が滴っている。
本当に、私はこの人と…………。
もう、涙も出なかった。
「はぁ、はぁ……デキちゃうとマズイからね、ちゃんと……外に出してあげるよ?」
腰の動きも、あの人の息遣いも早くなり、暫くすると下半身から抜かれ背部に勢いよく何かが吐き出された。
「凄く気持ちよかったよ♪ また、楽しみにしてるから……♪」
精を吐き出し満足したのか、軽くシャワーを浴びてあの人はさっさと出て行った。
残された私は、その後何度も何度も身体をを洗い直した。
何度シャワーを浴びても、何度身体を綺麗に洗ってもあの不快感が消えることは無かった。