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王女様に祝福を【FFIX】
第4章 霧の上へ〜氷の洞窟〜
視界に映るのは、先頭を歩くジタンの後ろ姿に、後は白い霧だけ。
辺りを漂う濃い霧のせいで視界は悪い。
十メートル先も見えない。
ついさっきテントを畳んで魔の森から歩き出した私達。
ジタンを先頭に、真ん中に私とビビが並び、後ろをスタイナーがついてきている。
濃い霧のせいでモンスターがどこから現れるか分からないから、それを考慮しての隊列らしい。
「まったく……霧が深くて前が見えないぜ」
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