第3章 最終審査
苦戦している愛佳を含め踊っている中里奈だけ馴れた様子で踊っている。
そんな里奈をプロデューサーはほっとくわけがなく声をかけるのであった。
「ちょっとそこの・・・。」
指を指しながら言うプロデューサー。
『私・・・ですか?』
首をかしげながら聞き返す里奈。
「そうそう!君はダンス経験あるのか?」
二次審査のときに聞き忘れたのか今さら聞くプロデューサー。
『はい』
なにも抵抗がないまま素直に頷く里奈
「そうやったんかぁ」
他の子達が騒ぎ始めたが愛佳はそんなに驚いていなく
「そうやったら坂下、みんなのダンス見たってもらえるか?」
『あっ・・・はい』
流れに流されたまま頷いた里奈を見たあとプロデューサーが出ていったのだ。