第2章 最強の味方
あくびを噛み殺し、学校の門をくぐって体育館へ。
やっぱりそこには…
『りゅうっ!』
龍「ぅお?!!…びっくりさせんなよ…香かよ」
「「はざーす!」」
『おはよ、日向くん影山くん』
ぽんっと2人の頭に手を乗せて笑ってやる。
龍「つーか、何で香がここに?!オレ何も言ってねーよな?!」
『あー、だって…「そりゃそうだべ、毎回遅刻する田中が鍵の管理に立候補するなんて…なぁ」
龍「スガさん!」
『あ、おはようございます!』
菅「おはよ」
今度はわたしの頭にぽんっとスガ先輩の手が乗った。
菅「ほら、練習すんだろ?田中、カギ」
龍は急いで鍵を開けた。