• テキストサイズ

rain of jealous【黒バス/ナッシュ】

第2章 rain of jealous 2


「・・・・・・・」


シャワーの湯がやけに熱く感じる。

ただのなまぬるいそれを浴びている筈なのに、背中には痛みさえ伴っていた。

おかしいと思うも束の間、そのひりひりとした感触に心当たりはひとつしかない。


ナッシュは一人、俯いたまま薄ら笑う――。




「――・・・ハッ・・」




その俯き加減ゆえ、目の前の鏡にも顔は映っていなかった。


ナッシュが感じた痛みは、ベッドの上、名無しによって残された、彼女の爪跡に原因があった。
/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp