第15章 どうして私は……

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私は神原秋人に連れられて、少し人気がない場所にやってきた。

「あの、神原秋人……こんな人気がない場所に連れて来て何なんですか? まさか、朝からこんな場所で私にいやらしいことでもする気なのですか、変態ですね」
「いやいや、何でそうなるのかな⁉︎ 違うから‼︎ 僕はそんなことをするために君を連れて来たわけじゃないからねっ‼︎」
「……じゃあ、何なんですか?」

私はそう呟きながら周りを見回した後、神原秋人に目を向けた。

すると、神原秋人は恐る恐る口を開いた。

「あ、あのさ……」
「なに?」

(何でそんな躊躇いがちに声を掛けるの?)

そう思っている私に神原秋人は驚きの一言を言った。