• テキストサイズ

99.9%のDNA【気象系BL】

第9章 家族旅行…


それは、突然(…でもないけど)かかって来た、

「たまには旅行でもしないかい?」

親父さんからの一本の電話で始まった。

多分…なんだけど、親父さん的に気を使ってのことだと思うんだ。

いつまで経っても、中々縮まらない母さんと兄ちゃんの距離を、親父さんはずっと気にしていたから。

勿論、俺だって気にならなかったわけじゃない。

一緒に飯食ってても、な~んかよそよそしいっていうか…、そんなのは感じていたわけで…

仕方のないことだってことは、俺も、それから親父さんだって十分理解はしてる。

なんたって二十年以上も離れて暮らしてたんだから、「はい、そうですか」って普通の親子になれるわけもないんだから。

しかも、兄ちゃんのあの性格だから尚更だ。

もし俺が兄ちゃんの立場だったら…もう少し上手くやれてるだろうからさ(笑)

だから、親父さんの提案は、兄ちゃんと母さんの距離を縮めるのには、もってこい…だたは思うんだけどなぁ…

ただ…さ、兄ちゃんが素直に誘いに乗ってくれるかどうか…、それが問題だ。

ほら、兄ちゃんてさ、超が付く程のインドア派人間だから、基本あんまり外に出たがらないんだよね…

まして家族旅行なんて…、ねぇ?

行くと思わないじゃん?
/ 206ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp