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愛される少女【HP】

第14章 ハロウィーン


あのフラッフィーとの出会いからハリーとロン、そしてハーマイオニーの間の空気はとても悪かった。ハリーとロンは口煩かったハーマイオニーが声をかけてこない事を良しとしていたし、ハーマイオニーはあの事件をきっかけに、2人とは一切口を聞かないと決めたみたいだった。そして私もハリーとロンとは普通に話しているが、ハーマイオニーとはあれ以来話していなかった。寂しく思ったがどうしようもなかった。

それからしばらく経った日の朝に、ハリーのもとへ細長い包みが届けられた。おそらくというか絶対にミネルバからハリーへのプレゼントであるニンバス2000だろう。

「ニンバス2000! 僕、触ったこともないよ!」

予想は当たったようで、たまたま1人で食べていた私のところへもロンの興奮した声が聞こえてきた。ハリーとロンは興奮したように箒を手に持って大広間から出ていった。

私も食べ終わったのでゆっくりと大広間から出ていくと、玄関ホールでハリーとロンがドラコと揉めていたのだった。それはフリットウィック先生がやってきたことで無事におさまったようだった。しかし、ハリーとロンは大理石の階段の上まで来ると涙を溜めて笑いながら言った。

「だって、本当だもの。もしマルフォイがネビルの'思い出し玉'を掠めていかなかったら、僕はチームに入れなかったし...」

これをハーマイオニーが聞いてたらまずいだろうなと思っていたら、ハーマイオニーがハリーたちの近くに、まさにいたのだ。

「それじゃ、校則を破ってご褒美をもらったと思ってるのね」

案の定、ハーマイオニーが噛みついた。

「あれっ、僕達とは口を聞かないんじゃなかったの?」

「そうだよ。今更変えないでよ。僕達にとっちゃありがたいんだから」

しかしハリーとロンが言い返すと、ハーマイオニーはつんとそっぽを向いて行ってしまった。私は2人のあまりの言い方に頭に血がのぼってしまった。だから注意をしようと思って近づいたのだが、ハッと冷静になった私は今まで見て見ぬふりして注意しなかったのにこんなときだけ注意しようとしてなにしているんだと我に返り、2人になにも言うことなく去っていった。

『私に注意する資格あるわけないわ...』

私はナーバスになってしまったのだった。

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