• テキストサイズ

Misanthropy Syndrome

第6章 最終章。


・・・・。

・・・・。

・・・・。


目が覚めると私は病院にいた。
生きていたのだ。

両親に聞いた話によると
私に全く連絡がつかない事を不審に思った
美空さんがアパートの管理会社に連絡、
ドアを開けてもらうと、
私と遼平が血まみれで倒れていたそうだ。

その時私は、虫の息だったが生きていた。
が、遼平は既に死んでいたそうだ。

遼平は私の手を握っていたそうだ。

私はその話しを聞いてまわらない頭でぼーっと考えた。




あぁ、死んでいたら
楽だったのに…。




私の元にはもう誰も残っていない。

由香里も、慶介も、吉原さんも、あっくんも、茜も…

そして…

遼平も。


私は絶望した。


そして、それから一切。
人間全員を信じるのを

やめた。

連鎖していく
人間不信症候群。

きっとまた…
次の誰かに…



ー終ー






/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp