第7章 女子マネージャーとワタシ
ゴールデンウィークもあっという間に終わり
私たちには中間テストの時期がやってきた。
テスト期間中は部活は休部になるので
毎日のように鉄朗が我が家へやってくる。
「勉強のためにバレー出来なくなんのとかマジで意味わかんねー」
「鉄朗はホントバレー好きだね♪ バレーやってる時はかっこいいけどね♪」
「バレーの時だけかよ……」
そう言って、
鉄朗は私に抱きついてきた。
「バレーの時……も……」
「だろっ……んっ……」
そのまま、
鉄朗の顔が近付いてきて
触れるだけのキス。
こんなふとした瞬間が
幸せだと思える。
鉄朗は
どうなのかな……?