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交わりの祠【R18】

第4章 交わりの祠





ーーーー……



目を覚ませば朝だった


いつ意識を失ったのか、記憶がない



すぐ横には八千代がいて、優しく鈴音を見下ろしていた



「八千代さん…」


「起きたな。具合はどうだ」


「ちょっとだけダルいです」


「そうか。じゃぁ運んでやる」



八千代に抱き抱えられ、鈴音が訪れたのは社の裏


禊をする場所だ



「八千代さん、私昨日ここの水を汚しちゃって…」


「あぁ、気にするな。ここの湧き水の勢いは早い。もうリセットされてるだろ」


「そ、そうなんですね」



自分で言ってかぁっと顔が赤くなる


変なこと言わなきゃ良かったと後悔した



「よし。じゃぁ綺麗にしてやる」


「え?」



八千代は鈴音を昨夜と同じ岩の上に座らせると足を開く



「きゃっ!やだ、八千代さん!」


「だから何で恥ずかしがる」


「朝で…すごい明るいからです!」


「関係ねぇよ。俺は暗闇の中でも目が利くほうだからな」


「え、えぇ!?」



それも鬼の力なのだろうか


鈴音は口をパクパクさせる



「で、まだ残ってると気持ち悪いだろ。出すぞ」


「ま、待ってくださ…」



鈴音が止めるのを聞かず、八千代は人差し指を鈴音の割れ目へあてがう


ぞくりとした


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