第4章 壱点ホ 遊び〜光秀〜
やった〜!
琴とか弾けることに嬉しい!!
私は、自分の部屋の襖を開ける。
「お。帰ってきたな。」
「なんで、光秀さんがいるんですか……。」
何故か私の部屋に光秀さんがいた。
「お前を揶揄いに行こうとしたがな、こんな変な紙を見つけてな。」
光秀さんが持っているのは、ピアノの楽譜。
「え!?ちょ!?何勝手に見てるんですか!?」
私は、すぐその紙を奪い返す。
その時間僅か0.6秒。
「ククク。やはり面白い小娘だ。」
「小娘じゃありません!」
私は、楽譜を取り戻すとファイルの中に入れる。
「で、本当はこんな事をする気もなかったでしょ。」
「おや。ばれたか。」
ばれまくりだ。さっきから、嘘をついている音(♯ソ)が鳴りまくっている。