第26章 HAPPYBIRTHDAY 2017 .11. 26
そっと あなたのナカから出ると
意識のないあなたを抱き上げて 浴室へ
あなたの太股に俺の熱が垂れてきて
また熱が上がりそうになるのを我慢して
智「翔…くん…」
翔「大丈夫…?」
智「なんか目の前チカチカする…」
翔「そんなに気持ち良かったの…?」
足元の覚束無いあなたを抱き締めて
シャワーで俺の熱を掻き出して
バスタオルでくるんで ベッドに寝かせる
翔「綺麗だったよ…」
智「…ナシだっつったろ…」
翔「ナシの項目に綺麗は無かったよ もうあなたって人は…」
隣に寝そべって 額に唇を落とす
何気無く時計に目をやると
もうすぐ日付が変わる時間で
翔「あなたが生まれた日になるよ…」
智「ん…」
落ち着いてきたのか 疲れたのか
瞳は閉じかけてきていて
さっきまでの妖艶な姿とのギャップに
また いとおしさを感じながら
翔「誕生日 おめでとう…」
生まれてくれて
嵐になってくれて
俺と出会ってくれて ありがとう
智「ん…」
翔「ゆっくりお休み…」
俺に あなたといれる幸せをくれてありがとう
END