第21章 みんなの想いも18年目
逆上せて 布団に寝転んでいる智くん
そっと 横に寝転ぶ
少し日に焼けた肌の下は 硬い筋肉
抱き心地は決して 柔らかくはない
その肌に自分を刻みつけたいと思ったのは
いつからだったろう
気が付けば
あなたの全てを受け入れたくて
あなたの艶を帯びた瞳を知ってからは
気が狂うくらい 悩んだ
あなたを手に入れてしまったら
違うものを失うことになる
悩んで 葛藤して やっと
あなたの手をとる決心をしたんだ
俺たちの案件は
グループにとっても 事務所にとっても禁忌
あいつらに受け入れてもらおうとは思わなかった
ただ 俺たちの想いを伝えたくて
俺たちの関係と想いを告げた時
あいつらはそれぞれに受け入れてくれて
5人でいよう と 言ってくれたんだ
この5人で良かった って
あなたと2人で涙を流したよね
嵐じゃなかったら
この5人じゃなかったら って考えると
到底乗り越えられなかった数々の困難
俺にとって 最愛の人と最高の仲間
それらに出会えたのは
嵐になったから