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何度でも貴方に恋をする 黒バス R18

第5章 図書館




「俺には帝光中学バスケ部の規律に口出す権利はねえが…部の規律がそれなら仕方ねえ。だが、部のために一生懸命にやってる水瀬まで巻き添いにするな。」

「…はぁ…⁉︎ …なんでそんなこと言われなくちゃいけないんすか?聖知だって俺たちいなかったらすることないっすよね?どうせ試合には勝つんだし、練習する意味ないっすよ。」

笠松さんは涼太に向き直り睨みながら話をすると初対面である笠松さんに説教され面白くなさそうに私に意見の賛同を求めてきた。


「…涼太がそう思ってるなら休んで遊んでたらいいよ。でも、私は部活は休まない。体育館で1人でも練習している人がいるならそれをサポートするのが私の仕事だから。」


「ちょ…そんな言い方…聖知っち…。」

「すいません。涼太が失礼なこと言って…今日は帰ります。……笠松さん……ぁ…ありがとうございました。」

「ちょ…聖知っち…待ってほしいっす!」


涼太が言うことに不思議と今までなら悲しみと胸の痛みで苦しかったのが不思議と落ちついていた。

笠松さんが涼太に言った一言ですごく救われた。

私は森山さんと笠松さんに涼太の言動について謝ると笠松さんに近づいて聞こえるか聞こえないかの声でお礼を言いその場を去り涼太は私を追いかけるように図書館をでた。



笠松さん…かっこよかったな…

…お礼聞こえたかな……

…なんでこんなに気になってるんだろ…



私がこの気持ちに気づくのはもう少し先。
私が海常高校に入学してからの話になる。


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