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STORY

第3章 Love Distance


「ったく、八乙女のやつ、本当に恥ずかしい事をサラッと言いやがる」

楽との電話を切った大和は、顔を赤く染め悪態を付いた。

「早く俺の事好きになれよ、か・・・」

そう呟くと切なげにスマホを見つめた。











数日後・・・

「今週も行ってみよー!NEXT Re:vale!」
「今日のゲストは豪華だよ」
「そうなんだよ!俺達の可愛い憎らしい後輩なんだけど」
「憎らしいんかい!」
「憎いよ!可愛さ余って憎さ百倍だよ!」
「モモには僕がいるでしょう」
「ユキ~っイケメン!大好き!」
「やめなさい、皆の前で」
「あのー・・・早く進めてくれないっすか?」

Re:valeの番組にゲストとして呼ばれていた大和は、スタジオが2人の掛け合いで笑いに溢れていたとこにツッコミを入れる。

「あ、ごめん。忘れてた」
「いやいや、ゲスト忘れるとか無いっすよね?」
「何~?大和はヤキモチかな~?悪いけどユキは渡さないから!」
「いりません」
「大和くん、酷いなぁ。僕はいつでもキミの愛を受け入れる準備は出来てるのに」
「ユキ酷い!!さっきモモには僕がいるでしょとか言っといて!浮気だ!」
「ごめんごめん」
「あのー、俺帰っていいっすか?」

大和がスタッフに聞くと、スタッフは両手でバッテンマークを出し、すかさずカンペを出した。


「"Re:valeさん、早く進めて下さい!"と怒られたので進めまーす。今日のゲストは、最近めっきり俳優業が板についてきたIDOLiSH7の二階堂大和くんです!」
「こんばんは。よろしくお願いします」
「1人で来るのは初めてだよねー?」
「はい」
「緊張してる?」
「まぁ・・・。でも普段から仲良くさせて頂いてるRe:valeさんの番組ですし、楽しめるかと」
「うんうん。楽しんじゃお!」
「今日は、結構突っ込んだ質問もしちゃうからね。大和くん、覚悟してて」
「お手柔らかにお願いします」
「それでは、IDOLiSH7二階堂大和くんをゲストにお迎えしてのNEXT Re:vale!スタート!」

百のコールと共にオープニング映像が流れた。
(NEXT Re:vale生放送設定です)

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