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【NARUTO】人狼といっしょ。

第3章 怖いほど。


ご帰還した奥様、はたけ家の掃除から始めたものの終わらない事に焦りを感じていた。
昨晩帰宅した旦那様に何度も謝罪をするが、最終的には一緒に掃除をしてくれるというには耐え難い罪悪感だった。
彼女にとって家事というのは任務と同じ考えだったのだろう。
変化と言えば、彼女が作る食事がとても美味しいことを知った。
自分では食べられないのに大量に作るのを癖だと笑っていた。
数日の間にナルトも夕食に来ていて、彼女が幼く笑う姿は驚いた。
「そうえばが洋服って珍しいってばよ」
ナルトは意外と見ていることに気が付く。
言われてみればそうかもしれない、いつもは着物を着ている気がする。
「家にあった着物虫食いにあってしまって…部屋に置いといたんですがそれまで…」
「えっじゃぁそれ」
「前に散歩していたら泥をひどく着物に付けた時に頂いたんです、穴も空いてなくて今はこれしかないんですよ」
振り返ると一つに束ねている髪の毛が大きく揺れる。
「似合わないでしょう?」
苦笑いをするのを見て複雑な気持ちになっているとナルトがにやりといやらしい笑みを浮かべる。
「イタチものこと好きだったりして」
「そうだといいですね、私もイタチさん好きですよ。いつも優しくて、紳士的で…生まれ変わったらきっと彼にメロメロになりますよ」
ナルトは視線を逸らしカカシと距離を置いた。
首をかしげるにそうだね、とカカシが言う。
「イタチと仲がいいんだね」
「はい、イタチさんがよく私にご飯をくれましたから」
ん?
とナルトとカカシは頭にクエスチョンを浮かべる。
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