第7章 頼らなかった理由とは…?
-総悟Side-
中学の頃は親に心配させないために
アイツはイジメられてるにも関わらず、
毎日登校していた…。
そんなアイツがいつでも弱音を吐けるように…
いつでも俺を頼れるように
俺はアイツの傍にずっと居た…
けれどアイツは
一度も俺を頼ろうとしなかった…。
高校に入学してからは
中学時代に華菜をイジメていた奴は
違う学校に行き、
居なくなって安心したが…
それも、束の間の休息にしか過ぎなかった…
アイツは高1になっての1学期後半に、
またクラスの女子達からイジメられ…
流石の華菜も心がボロボロになり、
ついに不登校になったーー…。