第7章 幸せな気持ちを、胸に・・・
シャワーを浴びて服を着替え終わり、改めて良久さんの顔を見ただけなのに、初エッチを思い出して背を向けてしまう。良久さんも私と同じ事思ってるよね。
「暗いから送っていくよ。先に待ってて?車出してくるから・・・かなちゃん。童貞卒業させてくれて、ありがとう。また連絡して家に来てよ。いつでも全力で駆けつけるし、待ってるから。」
「はい。私も同じ気持ちです。処女卒業させてくれてありがとう・・・外で待ってますね?」
まだかまだかと、そわそわと待っていたその時、誰かに背中を強く押されて倒れた先にはーーー
「かなちゃん!」
白い光が照らされた車のライト。危うくひかれそうになった所、抱かれて助けてくれた。