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【ハイキュー】君じゃなきゃダメな理由【月島目線】

第11章 ヤキモチと本音


そうして、由佳の家に行くことになり、

お菓子や飲み物を買って

由佳のマンションに皆で行った。

由佳の家に入り、

辺りを見まわすとキチンと片付けてあり、

生活感の少ないリビングにある

大きなダイニングテーブルの上で勉強をすることになった。

話を聞く限り母親が片付けるというより、

由佳が家事を受け持っているみたいだったので、

この綺麗に片付いているのも由佳がしているのだろう。

勉強を始めて二時間、問題児二人の集中力が切れ始めたころに

由佳が、おやつにしよう

って買ってきたお菓子を

お皿に移すとテーブルに出してくれた。

ジュースは各自持っていたので、そのままで休憩になった。

「お袋さんいないんだな!」

日向が明るく言うと

「うん。うちは片親だから母は今頃お仕事頑張ってるよ。だから、日向と影山も、もう少し頑張ろう!!」

とその話題にはあまり触れられたくないようで、

話を逸らして他の話をし始めた。

そんな日々がテストまで続き

テストが終わったときにやっとあの二人から解放された。

全テストが終わった

次の土曜は部活動は顧問の先生達が採点で

部活が出来ないので、どの部も休みだった。

なので、僕は再度由佳をデートに誘った。

今度は近場で遊んで、スイーツブッフェして、

今回はオシャレなカフェで、

付き合いたいと伝えるんだと心に決めていた。

もちろん誘ったときの由佳は喜びながら、

どこ行くのか聞いてきたので、

簡単にブッフェとだけ伝えて時間を指定して…。

当日僕もいつもよりはオシャレな格好をして、

上着のポケットにはあの時買ったチョーカーの入った箱を入れて。
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