第13章 おいしいひととき
一瞬ビックリした顔をしたけど、頬をうっすらとピンクに染め俯いた。
「あ…え、と…それで良ければどうぞ…」
「うん!じゃあ、契約成立ね?」
「なんか俺だけ得してない?俺ばっかりいい思いしてる」
本人言ってることわかってるのかなぁ?それって翔さんも抱かれること喜んでるって言ってるようなもんだよ?
「ねぇ、翔さん…俺とのエッチどうだった?」
「…そんなこと聞くなよ…」
だよね、耳まで真っ赤だよ?聞かなくても答えなんかわかってる。
「気持ち良かった?」
「…うん」
「幸せだった?」
「…うん、潤が言った通りだった…好きな人とのエッチって全然違う…幸せ過ぎて泣きそうだった」
「よかった…翔さん、俺も改めて知ったよ?好きな人とひとつになれるってほんとに至福のひとときなんだって…だからこれからも一緒にご飯食べて、一緒に幸せになろうね?」
「うん」
可愛らしい笑顔で嬉しそうに返事をする翔さん…その笑顔を見るだけで俺も嬉しくなる。
これから翔さんと一緒においしい時間を過ごすために料理の腕磨かないとな。愛しい人の胃袋を満足させるために修行開始だ。
あ、もちろん身体も満足させてあげられるように頑張るからね?そっちも楽しみにしててよ。
End