第12章 芥川龍之介/ Trick or …
意地悪く囁けば、身体を震わせながら本棚に向かう。
健気で真面目。
そういうところも気に入っている。
「さぁ、本を探してみせよ」
そう云いつつ、今度は軽く尻を撫でて邪魔をする。
いちいち身体を震わせる姿が愛い。
「…っ///、あっ…た…、これ、です///」
「そうか。良くやった」
後ろから抱き締めながら頭を撫でてやる。
「あの…芥川さん…今のは悪戯と云うか…///」
「そうだな」
名残惜しいが、抱き締める腕から彼女を解放する。
顔を赤く染めて恥じらう彼女の姿。
このまま続けて仕舞えば、悪戯では済まなくなってしまう
止まらなく、なって仕舞う。
「済まない、少しやり過ぎた。詫びよう」
「そっ、そんな!! 詫びるだなんて…その…、びっくりしましたけど、嫌じゃ…無かったですから…///」
また愛い事を云う。
このままここに居たら、本当に理性が利かなくなりそうだ。
「今日ははろうぃんだ。悪戯までしか出来ぬ。…続きは、いずれ…」
「は…はいっ///」
まるで紅葉のように朱に染まる姿を見て
その場を後にした。
はろうぃん…
なかなか思い出深い日になったものだ。
fin.
あとがき
こちらはぱせりちゃんへの贈り物🎁✨
芥川くんリクありがとう♪
勝手に微裏にしてごめんよ(笑)
あとめっちゃ時間掛かってごめんね💦
喜んで貰えたら嬉しいな(^q^)
おわり。