• テキストサイズ

文スト夢倉庫

第10章 新旧双黒+織田作/楽しい文化祭



「え…、あの…、せ、先生…///」
「教育実習の身で生徒にこのような感情を抱くなど、教師失格なのだが…。いつも自分の事を後回しにしてまで他人を思いやり、部活でも人一倍頑張るお前から、目が離せなくなっていた」


そう言って、抱き締めてくれる力が強まる。



「月尾…。俺はお前を…愛している…」
「先生…」


ぎゅーっと、ほっぺをつねってみる。
痛い。思いっきり痛い。


「月尾、何をしているんだ?」
「いや…、夢じゃないかって思って…」
「夢?」
「だって…、私も、先生のこと…大好きでしたから…///」
「…そうか…」


先生はほっぺをつねる私の手を優しく覆って、
それから、その手を引いて…

優しく、キスをしてくれた



「…夢じゃ、なかっただろう?」
「はい…///」



そうやって、二人で照れながらも笑いあっていると、
ガチャリと鍵の開く音がした。
ちょっと名残惜しい気もするけど…(笑)

まるで本当に夢のような、そんなひと時なのでした。



Fin.




おまけ



「織田作~? いる~??」
「え? この声…太宰くん?? 太宰くんが鍵を開けてくれたの??」
「やぁ月尾さん、キミも一緒だったんだね!?」
「…よく言う。先程見計らったように鍵を掛けたのはお前だろう太宰」
「え~? 何のこと~??」


こんなにきゃぴっとした太宰くん初めて見た…(笑)


「絶妙なタイミングだったでしょ? 感謝してよね織田作♪」
「…お前って奴は…頼んでないぞこんな事」
「まぁまぁ、サービスって事で♪」
「ふっ…お前には敵わんな」
「?? なんの話です??」
「ん~?? 何だと思う??」
「えっ…ま、まさか二人ともそういう仲…」
「そういう仲??」
「あっ…あの…先生、だ、大丈夫です…愛は自由ですし、昨今は同性愛というのも認められてますもんね…」
「お前の優秀な国語力は時として非常に厄介だな。そんな泣きそうな顔しないでくれ…」



おわり。

/ 102ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp