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文スト夢倉庫

第1章 江戸川乱歩/名探偵の独占欲



「ごめん…こんなつもりじゃ…ボクはただキミと仲良くなりたかっただけなのに、ポオ君とキミが仲良くしてるのを見てたら…」

「え…?」



嫉妬した

なんて

言えなかった。
だってカッコ悪いじゃないか。


でもキミは優しく微笑んでくれた。


「なんで…? ボクはこんなに酷い事したのになんで笑ってくれるの?」

「最初は怖かったけど、でももういつもの乱歩さんだから」


「聖子…」

「私も、乱歩さんと仲良くなりたいって思ってました」


なんて、キミが可愛い事を言うから

今度は壊れ物を扱うかのようにそっと頬に触れ
口付けをした


「聖子が可愛い事言うから悪いんだよ…続き、してもいい…?」


彼女は恥ずかしそうにしながらも、ゆっくり頷いてくれた。
これからは優しくするからね。


「聖子、大好きだよ」



そのあとは二人がクタクタになるまで続け
仲良く眠りに付きましたとさ



ー翌日ー


「国木田、聖子の部屋探さなくていーよ、これからも一緒に住むことに決めたから!」

「は…? いや、しかし乱歩さん…」

「いーの! ボクが良ければ全てよし!!」

「…おい月尾、これはどういう事だ」

「えーと…(笑)」

「国木田、無粋な事聞いてんじゃないよ」

「そうですわ!デリカシーがありませんわよ!!」

「いや、しかし…」



国木田さんはこのあと
与謝野先生とナオミちゃんからの非難の嵐を受けるのでした。


終わり。


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