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文スト夢倉庫

第5章 中島敦/初キス大作戦



「うわぁ…ほんと国木田君ってば期待を裏切らないというかなんと云うか…」
「おい、家ん中探し出したぞ」
「ちぇー、まだまだこれからだったのに…。仕方ない、見付かる前に逃げよう」
「さっさと行けよ…って、やべ、俺も家にいない設定だった!!」


不本意ながら、俺と太宰はみんなに見付からないように部屋を出ていった。



ーーーーー


『あぶない刑事、終わっちゃってたね(笑)』
『すみません聖子さん…せっかく持ってきてくれたのに…』
『敦君が謝ることないよ(笑) むしろより楽しい事がたくさんだったから大満足だよ♪』
『聖子さん…』


ーちゅっ



『……………え? え、えぇ!?///』



不意に、聖子さんがしてくれて
あまりにも突然で何が起きたのか理解するのに時間が掛かってしまった。

『聖子さん、あの…っ!?』


顔が熱くて声が上擦る。
そんな僕とは対照的に、にこにこと微笑む彼女。


『太宰さん、という方が教えてくれました』


そい言って、いつの間にか部屋の何処かに落としてしまっていた僕のケータイを見せてくれた。



ーーーーーーーーーーーー
件名 聖子さんへ

ーーーーーーー

貴女がもし、敦君を喜ばせたいと想っているのなら…

敦君の顔の何処でもいい。
貴女からキスの1つを差し上げてみては?
それが1番敦君を喜ばせる方法だよ。


太宰治


ーーーーーーーーーーーーーー



『勝手にケータイ見てごめんね? メールの着信があった時、件名が表示されてて、それが私の名前だったから…』
『そんな、いいんです、見られて困ることは一切ないので』
『…喜んで、くれた…かな?』
『勿論です!! あの、僕からも…いいですか…?』
『うん♪』


それからは二人で唇を合わせては
照れながら笑いあったのでした。



おわり。



おまけ(お下品)↓









「いやーいい仕事したなぁ♪」
「てめぇは嫌がらせしかしてねぇだろ」
「ねぇ中也、さっきのAV貸してよ」
「等価交換だ。てめぇも何か貸せよ」
「えー。私ひとつも持ってないもん」
「はぁ!? 嘘だろ!?」
「だって頼めば(脅せば)みんな快く貸してくれるからね♪ それに、自慰する必要もそんなにないし?(含み)」
「てめぇマジで死ねよ」



おわり
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