第4章 中原中也/葡萄酒よりも甘いカクテルをキミに
聖子を抱えて、風呂のフチに座らせる。
後ろは壁だから落ちる事はないが、あまり力が入らないようだ。ぐったりと壁にもたれ掛かっている。
「大丈夫かよ?」
「中也が…加減、しない、から…」
「気持ち良かったろ?」
「…ばか…///」
「もう少し頑張れよな」
「きゃっ…!?」
ガバッと脚を開かせる。
綺麗なM字開脚なんだが、咄嗟に手で隠しやがる。
「手、邪魔」
「だって…///」
「それじゃ舐められねぇだろ?」
「き、汚いよっ///」
「ふーん。じゃあ洗ってからにするか?」
「え…? …あっあぁん///」
シャワーを強めに出して聖子の手を退かし宛がう。
「気持ちいいみてぇだな?」
「やっ…、あ、あんっ、とめ、て…あぁん」
「ん? 何か言ったか??」
本当は聞こえてたけど、そこはシカトしとく。
シャワーの角度を変えてみれば、また面白いくらいに喘ぐ。
シャワー責め、ハマるかも…。
「これだけ洗えばもういいだろ?」
シャワーを止めて、聖子のヒクつくそこにキスを落とし舌を這わせる。
水と愛液が混ざりあって、いつもとは違った味がした。
ーーーーー
中也が私のソコを執拗に舐めてくる。
この体制だと、中也の舌の動きまで見えるから
余計に感じてしまう。
「あっ…あん…中、也…」
名前を呼べば、目を合わせてくれる。
ギラついた中也の瞳が余計に私を煽る。
目が合った瞬間に、ニヤリと笑う中也の表情が色っぽくて、イヤらしくて大好きで。
「や、やぁん…そこ、だめ…ぇ」
「嫌でもダメでもねぇだろ?」
何でもお見通しな中也は
私の弱いところを徐々に責め立てていく。
ちゅ、ちゅぱ、じゅる…
イヤらしい音をわざと立ててくる。
聴覚まで犯されてもう何も考えられない。
気持ちいい…
「あぁっ、ダメ、もう…」
「あぁ、イケよ」
「ふあぁぁぁぁぁ///」
頭が真っ白になって全身の力が抜けて
いつもそんな時はぎゅっと抱き締めて頭を撫でてくれる。
そんな優しい中也が大好き。
ーーーーー
ぐったりとした聖子を抱き締める。
そんな時に軽くすり寄って来る姿が堪らなく愛しい。
肩で息をしている彼女に無理はさせたくねぇが
まだ、足りねぇ。