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夢、毀れる(文豪ストレイドッグス短編集)

第1章 はじめまして。こんにちは(太宰治)


一時間が経ち二時間が経つ

然し乍らちゃんはまだ帰ってこない

流石に二時間も経って帰ってこないのは可笑しい

探偵社の皆もその異変に気づき始めたようで探偵社中が不穏な空気で覆われる

「太宰」

そんな空気を破ったのは国木田くんだった

国木田くんは神妙な面持ちで「から何か聞いていないか?」と問う

聞いていない。そう云う様に私は首を横に振った

ちゃんは国木田くん程じゃないけど時間厳守の礼儀正しい子だ

探しに行こうか。そう云おうと思った時だった



バタン!

「与謝野女医は居ますか!」

血相を変えた敦くんが入ってきた

その細い手に抱えられているのは......

「ッ...!」


ちゃんだった
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