第18章 いい夫婦の条件

｢何…を、決めるの？」

僕たちがこういう関係になってから、もう何年も経つのに、今更”決め事”なんて、必要…なの？

｢何を、って…。それはアレでしょ？　一緒に生活する上で必要なルール、っつーかさ…」

まあ、確かに最低限のルールは必要かもしんないけど、それってこのタイミングでする話なの？

(;´･ω･)ｳｰﾝ･･･
たま～に、なんだけど、翔くんの考えてることが分かんなくなる時はあるけど、この状況…ますます翔くんが分かんなくなりそう…(^_^;)

｢で、どんなルールを決めるの？」

とりあえず、話だけは聞いとくか…(－_－;)ﾊｧ…

｢まずは、智くんは俺の”嫁”なんだからさ、嫁らしく…っつ～か…、こう…」

えっ、ちょっと待って？

｢僕って、翔くんの”お嫁さん”だったの？　え、いつから？」

そりゃ確かにアノ時とかはさ、僕の方がその…アレ、なんだけどさ…(*/▽＼*)ｷｬｯ

でもそれだって、別にどっちがどっちって決めてたわけじゃないし…

もっと言えば、翔くんの方から…なんだもん。

なのにさ、

｢え、”初めての夜”の時点で、もうその認識でいたけど？　違うの？」

ハ、ハハハ…(;^_^A
そうなのね…？

じゃあ仕方ない…のかな？