第13章 遠足に行こう♪

喫煙所の窓から外を眺めていると、入場ゲート付近に、色とりどりの帽子が並ぶのが見えた。

腕時計に視線を落とすと、遠足の栞に書かれていたのとほぼ同じ時刻で、予定通りに子供達が到着したことに、俺はスッと胸を撫で下ろした。

校長先生とのん先生を先頭に、子供達が園内に入ってくる。

まずはクラス毎の集合写真を撮るらしく、キリンやら象やらが描かれた、いかにもな看板の前に、１組から順に、先生を中心に整列をする。

｢はい、みんないい顔して〜｣

カメラマンの掛け声に、皆が一斉に笑顔になる。

でも、

ハハ、サトくんまだ寝むたいんだな(笑)

ミー先生の隣に座って、船を漕いでいる。

流石ののん先生も、これには少々呆れ顔だ(^_^;)

続いて２組…

ん？
翔くんは…そうか、サトくんが座ってた席を狙ってるわけか(^_^;)

よっぽど好きなんだな、サトくんのこと(*^^*)
ウーちゃん先生も、最早馴れっこなのか、実にどっしりと構えている。

そしていよいよ3組。
和と潤くんは…
あちゃ～、手なんか繋いじゃって…

う～ん、パパちょっと焼けちゃうな(´._.`)ｼｭﾝ

ミミちゃん先生、お願いだから二人を離して座らせてください。

なんて…、冗談σ(//ω//)ﾃﾍ

和が笑っててくれれば、パパはそれで幸せだよ(*´ω`*)