• テキストサイズ

Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】

第5章 夢の続き


閉め忘れたカーテンから射し込む日差しが眩しくて、重い瞼を持ち上げる。

ホントはまだ寝てたいのに…

だってね、とっても素敵な夢を見たんだ。

あのね、どこまでも続くピンク色のトンネルを、手を繋いで歩いてるの。

で、僕が止まるとね、一緒になって立ち止まって、僕と同じように空を見上げるの。

おかしいよね…

見上げたって、一面のピンクがあるだけで、空なんて見えやしないのに…

でもそこからはちゃんと、抜けるような青い空が見えてて…

そしたらさ、急に僕のほっぺたが暖かい物で包まれて…

驚いて目を向けると、そこには大好きな人の笑顔があったんだ。


そう…
今みたいに…

「楽しい夢でも見てた?」

「うん、とっても…」

僕が答えると、フッと笑って僕のほっぺたを両手で包み込まれた。

「ねぇ、夢の続き…見させて?」

ううん、夢なんかよりも、もっと甘い甘い“夢”、見させて?

僕は強請るように厚い胸板に抱きつくと、背中に腕を回した。

「一緒に見ようね、夢の続き…」

ゆっくりと降りてくる唇に、僕の胸が期待に膨らむ。



ねぇ、君はどんな夢を見せてくれるのかな?

君と一緒に見る夢の続きは、きっとうーんと甘いんだろうね?



おわり♡
/ 324ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp