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Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】

第28章 大好きだよ


朝目が覚めると、リビングのテーブルの上に…封筒?

昨夜寝る前には、何も置いてなかった筈。

俺は首を傾げながら封を開け、中身を取り出した。

手紙…?

4つ折りにされた薄い黄色の紙を開くと、そこにはまだ習い始めの、とても辿々しい文字が並んでいて…

俺は時間をかけてゆっくりとその文字を読んでいった。


『ぱぱえ

ぱぱ、いつもおちことおちかれさま。
おいしいこばんつくってくれてありがとう。
いっぱいあそんでくれてありがとう。

ぱぱ
ずーっとだいすきだよ。

かずなり』


俺はその手紙を元通りに畳んで封筒に入れると、テレビボードの下の引き出しに仕舞った。

そこには、今まで和が俺にくれた、沢山のプレゼントが入っていて、その一番上に、そのそっと手紙を置いた。

いつまでこんな風に、大好きって言って貰えるのか…

そんのことは分からない。

でも今は…

今だけは、和のパパで良かった…、ってそう思えるよ。


ありがとう、和。

パパは世界一幸せなパパだよ…。


パパも大好きだよ、和。




「パパァ…? どうしたの? お腹いたいの?」

「ううん、違うよ?」

「じゃあどうして泣いてるの? 怖い夢見たの?」

「違うよ。パパね、あんまり幸せなだから、泣けて来ちゃったの」

「ふ〜ん、変なパパ(´m`)クスクス」

そうだね、パパ変だよね…
幸せなのに泣いちゃうなんてね…
おかしいよね…

「さ、朝ごはんにしようか? パンでいいよな?」

「うん!」


ずっと続くといいな…

こんな幸せな時間が、いつまでもずっと…

和と一緒に、ね…



おわり♡
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