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君と回る世界

第3章 ほんとの君は…?


花side


私はストーカー岡村と1人で戦うんだ!!



そう決心はしたものの


最近の岡村さんは

本物のストーカーみたいに

しつこいし…気持ち悪いし…

何よりも前にもまして

話が通じない……(涙)




毎日のように

今日は岡村さんがいませんように!!


そう神頼みをしてコンビニを出て

キョロキョロと辺りを見回しながら

家までの道を挙動不審に歩く私は


はたから見れば

不審者に見えるんだろうな(笑)



でも私だって必死なんだ…



何度迷惑だと伝えても

嬉しそうに私に話しかけてくる岡村さんに


正直恐怖さえ感じてるぐらいで…



もう精神的にも肉体的にも

ぐったりなのだから(涙)



だから今日は

岡村さんに出会わず家まで帰れたことに


やっほー(笑)


なんて喜んでいたのに



いるよ…?



私の愛しの我が家の前に

岡村さんが立っているじゃないか…(涙)



もういい加減にしてくれ…!!!



なんて怒りを覚えながらも

岡村さんに見つからないよう


電信柱の影に小さく丸まり身を潜めて



今から戦う?

今すぐ逃げだす?



の2択を自分に問うと



答えはやっぱり…






今すぐ逃げる!!!



だってあいつ

怖いんだもん(涙)




そう決心して

立ち上がった瞬間…




「おかえり…(笑)」



そんな声と一緒に

私の肩に手が触れて



体中に鳥肌が立つのを感じた…
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