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君と回る世界

第3章 ほんとの君は…?


私はいったいあの後何を

しでかしてしまったんだろう…(涙)?



そんなことを必死に

回らない頭で考えていると


いつの間にか

硬直状態の私の上に村上さんが

またがっていて



「何やらお悩みのとこ悪いけど…

1つ俺も聞きたいことがあんねん…(笑)

昨日は何があったんや……?」



なんて私の目をまっすぐに

見つめながら聞く…



何があって

渋谷さんといたのか…


それを説明するためには


どうやっても

岡村さんの話をしなくてはいけなくて…



でもそんなことを知られて

村上さんに迷惑はかけたくなくて…



結局は

岡村さんのことを隠すために


私は

村上さんに嘘をつかなきゃいけない…



村上さんのキラキラした目を前に

嘘をつくのが嫌で


何も言えずにいると…



「こら…はよ言え!

言わな…このまま襲うぞ(笑)?」



なんて村上さんは

ゆっくりと私の顔に顔を近づけてくる…



そんな言葉を前にしても

やっぱり嘘をつきたくなくて


ぎゅっと目を閉じ唇を噛みしめていると…


そんな私の唇に村上さんの指が触れて




「そんな顔するほど

言いたくないなら


無理に言わんでもええ(笑)


でもこれだけは聴くぞ…?

俺はお前を信じてええよな…?」


そんな言葉にゆっくりと目を開けると



私の大好きな

キラキラの村上さんの笑顔がある…



この笑顔のためなら

私はストーカー岡村とだって


きっと戦うことができる!



そう思えるから…



「もちろんです!!

私は村上さんを絶対に裏切ったりしません!」



そう言って私は


村上さんをぎゅっと目一杯

抱きしめた…
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