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君と回る世界

第3章 ほんとの君は…?


怖くてぎゅっと閉じた目を

開けられずにいると…


「きしょ…(汗)」


なんて…

岡村さんのものとは違う声がして


恐る恐る目を開けると

誰かの手が私の口を覆っていて

その人の手の甲に目を閉じ

気持ち良さそうに唇をつける

岡村さんの顔が目にはいる…



訳がわからないまま

私の口を覆う手をたどっていくと


そこには村上さんの家で会った

渋谷さんがいて


岡村さんの唇が触れる手を

気持ち悪そうに睨み付けていて…



やっと唇に違和感を感じたらしく

目を開けた岡村さんが


驚いて唇を離し



「お…前…何て…!?」




なんて慌てながら急いで唇を拭う岡村さんに




「人の手にキスして気持ち良かった?

こいつは俺の友達のやから…

勝手に触らんほうがええよ(笑)?

ゴリラが暴れたら手つけられへんからな(笑)」



そう言うと…


"でも…""そいつは…"なんてぶつぶつと

文句を言岡村さんを無視し

私の手をつかみ足早に歩き出す…



展開が早すぎて

まったく状況が理解できない…(涙)



けどとりあえずは…


岡村さんとキスをしなくてすんで


本当に良かった(涙)
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