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君と回る世界

第2章 変わり始める日常


花side

私ってやつは…

どこまでも情けないやつだ…(涙)


朝レジに並びいつものように…


でもいつもとはどこか違う雰囲気で


「おはよう花田さん(笑)」



なんて村上さんに声をかけられて


顔をあげようにも

体が固まって身動きがとれず



「おはようございます…」



そう小さな声で挨拶を返すのが

やっとだった…



それもこれも

私の心臓がなぜか村上さんの

くりくりした目を前に


はげしく暴れまわるという

不具合を起こしたからだ…!!





でも本当は

私自身が一番よく分かってるんだ


つくづく自分がダメ人間なことは…




人に近付くことが怖い…

仲良くなることが怖い…



だって人は


めんどくさい生き物だから…


笑ったり…怒ったり

裏切ったり…裏切られたり…



そんなことに振り回されるぐらいなら

私はずっと1人でいい…



だって自分は自分を


絶対に裏切ったりはしないから……
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