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君と回る世界

第1章 暗く淀んだ世界


村上side

偶然に偶然が重なって

今俺の目の前におるこいつに


初めて会ったんは


たまたま入った近所のコンビニで


初めてこいつの顔を見た時は

"何ちゅう暗い顔をしてんねん!"

そう正直に思った(笑)



"朝から暗い顔見せられて

テンション下がるわ…"


なんて思いながらも


それでもなぜかその暗い顔が

気になって目が離せなくて


それから毎日

同じコンビニに通うようになった…



いつも下を向いたまま

顔もあげず目もあわせへんこいつの

顔を真っ正面から見てみたくて



「おはよう花田さん(笑)」



そう初めて名前を読んでみた時の

こいつの不審者を見るような顔は


今でも忘れられへんわ(笑)




それからは

毎日声をかける度に

ひどく迷惑そうな顔をする

花田さんの顔を見るんが


毎日の俺の日課になった(笑)




そんな近からず遠からずの

距離感でおったコンビニの店員花田さんが



今日は俺の家で

俺がいれたコーヒーを

上手そうに飲んでいて…




こんなことがあるから

人生って楽しいてしゃーないんやな(笑)
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