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THE lost world~最強プレイヤーになる~

第3章 この世界で俺は生きていく


まず、レベルを上げて、ダンジョンに挑戦できるくらいの装備を整えないのな。
目の前の絶望的な状況にうってかわって、俺の心はどこかうきうきしていた、それは、俺が心のどこかで現実から逃げ出したいと願っていたからだと思う。
俺はプレイヤー達が、最初の広場で、立ち止まっているなか、早々と次の街へと足を運んだ。レベル制のこのゲームでは、どんなことにも、早さが求められる。

俺は、次の街につくと、すぐに装備クエストを片っ端から受け、装備を固めていた。そこで、気になることをみつけたのだ。装備クエストの報酬でもらえる装備が、所々かわっていたのだ。Xが、所々仕様を変更したのだろうか?いや、こんな意味不明な大規模テロをおこすくらいだ。それくらいやりかねないだろう。
そんなことをおもいながら、βテストの時から変わらない、自分が(初期装備以外で、)最初に手にいれる剣、
[ビギニング・ソード]
を振ってみる。ずっしりとした重みがある。その重さが、自分が今、ゲームの世界にいるということを痛感させる。
レベル上げをするため、愛剣を手に俺はフィールドに繰り出した。
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