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THE lost world~最強プレイヤーになる~

第1章 ゲーマー神崎拓也


「ふぅ...」
俺は短い溜め息をつく。
時刻は午前5時を過ぎたところだ。
さっきまでやっていたオンラインゲーム、[THE lost world]からログアウトする。そしてPCの電源を落とす。
今日は月曜日、高校がある。
せっかく土曜日、日曜日とゲームライフを楽しんでいたところだというのに。
俺は神崎拓也。高校一年生16歳だ。
小さい頃からゲームが大好きで、いつからか何よりも優先してゲームをやるようになり、気づけば親からはとっくの昔に見放されていた。
だが俺も将来のために高校だけは行っておかなくてはと思い。近所でそこそこ頭のいい高校に入学した。
当然普段の授業にはついていけないので、もう諦めている。
高校など今すぐやめて、毎日ゲーム三昧の生活がしたいと、本気で思っている。
俺はゲーマーのなかではまあまあ有名なプレイヤーだ。
[神速]なんてダサい通り名までつけられた。
俺がやっているオンラインゲーム
[THE lost world]には他のゲームには今までなかった要素がたくさん詰め込まれていた。
例えば、プレイヤーは自分で、剣術スキル、魔法スキルなどを作成できる。
動きをコンピューターに打ち込み、それをコンピューターが補正してくれる感じなんだとか。
そんなこともあり、俺はこのゲームにどんどんのめりこんでいった。
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