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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第5章 〜ミステリートレイン〜




しかし、このままではまずいのでバーボンは作戦を変更する。

貨物車に閉じこもってしまった灰原に、彼は手荒くいこうと爆弾へ拳銃を向けた時だった…

客室側のドアが何者かによって開かれる


バーボン「ベルモットか…悪いが彼女は僕が連れて…」


そう言いかけた時、何かが外れる音ともに彼の足元に何かが転がった

バーボンはその正体を認識した途端、表情を変える


バーボン「手榴弾?!」


ドアの陰に潜む者に向けて、彼は拳銃を向けた


バーボン「だ、誰だ?! 誰だお前?!」


その者は、その声に応えることなくドアを閉じる。
その隙間から見えたのは、バーボンにとってある男を彷彿とさせる鋭い眼光…


そして次の瞬間、ついに手榴弾は爆発し、8号車と貨物車の連結部分を破壊してしまった

8号車側に立っていたバーボンは無事だったが、「くそっ」と舌打ちし後ろを見れば切り離された貨物車は孤立して徐々にスピードを落としていく…




ついには貨物車は赤い鉄橋の上で止まってしまい───
ベルモットの爆弾によって、無残にも大きな音を立て爆発してしまった……




バーボン「(…っ! 何てことだ…。こうなれば、宮野志保さんが助けられたことを願うばかり…っ。また椎奈に負担をかけてしまった…)」


その光景を見届けたバーボンは、自分の手で救えなかったことに歯ぎしりしながら、同じくこの列車に乗る椎奈がいるであろう前の車両に視線を向けた───


ーーー第三者side終了
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