【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第14章 〜異次元の狙撃手(スナイパー)〜
───後日談
時間が解決してから数日後。村田が中居宅でニュースをつけると、いろんな局のレポーターが浅草病院に集中していた
そして、そのドアが開いて入院していた椎奈が元気な姿で出てくれば一斉にそちらに殺到した
そんな光景をテレビ越しに眺めていると、中居の元にユキがやってきてテレビに注目した
中居「良かったなぁユキ。ご主人様が迎えにきてくれるぞ〜」
ユキ「なぁう。にゃあ〜」
中居の言葉を理解したのか、全身を撫でられ気持ちいいのか、明らか嬉しそうな鳴き声を上げるユキ
しばらくそうしてまったりしていると、玄関のインターホンが鳴った。ユキはそれに反応して、中居よりはやく玄関に駆けつける
それに苦笑いしながらユキを抱えて中居が玄関を開ければ、そこにはこの猫の飼い主の椎奈の姿が
中居「退院おめでとう、椎奈」
椎奈「中居さん。ユキを預かってくれてありがとうございます」
中居「どうってことないさ。俺もペットを飼ういい経験ができた」
ユキ「にゃあ!!」
椎奈「久しぶり〜ユキちゃん!」
椎奈を見た途端、猫が暴れ始めた。その様子を見て中居が椎奈に渡すと、ユキは待ってましたと言わんばかりに彼女の顔を舐め始める
椎奈はそれにクスクス笑いながら再度中居に礼を言い、世話で使用したユキの物も回収して中居家を去る
その元気な後ろ姿に、中居は小さく笑った
中居「(…椎奈になんともなくて良かった。俺たちがかなり心配したように、ユキもずっと鳴きまくってたんだよなぁ…)」
何はともあれ、やっと解決した。中居はやっと安堵の息をついたのだった───