第8章 〜怪盗キッドと赤面の人魚〜

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一悶着あった後、彼女たちは博物館を出た。。そしてこの時、世良ちゃんのとんでもない話を聞いてしまったのである


園子「……ええ?! 女子トイレが混んでたから、男子トイレに入ってた?!」

椎奈「ま、まじなの世良ちゃん…」

世良「だって早く済ませたかったし、もともと僕女の子に見えないしな!」


世良はそう明るく言っているが、そういう問題ではない。
おかげでキッドが大恥をかいたのだから…


蘭「そういえば世良さん、その帽子のことなんか聞いてなかったっけ?」

世良「ああ…。これを拾った時に、怪しい男を見たかって聞きたかったんだけど…」

蘭「ううん。見なかったよ。お気に入りの帽子なの?」

世良「ああ。死んだ兄が、よくこういうの被ってたから僕も真似して」

そして世良は最後に言った。この帽子には、カタが付いてる気がする、と。そんなことある訳ないのに、と続ける彼女を、コナンはただジッと見つめていた───


ーーー第三者side終了