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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第7章 〜甘く冷たい宅配便〜




ーーー降谷side

子供達と別れた後、椎奈を病院に連れて行き診察が終わると今度は彼女の家に向かった

運転中の車内であったかい飲み物を飲ませると、彼女がそれを飲みながら彼女の実家の前の出来事について俺に声をかける


椎奈「…良かったの? 阿笠ハカセに会わなくて」

降谷「ああ、コナンくんが会ってほしくなさそうだったからな。村田の変装も協力してもらってるし、バーボンの俺が近づいて組織の目に入れたくなかったんだ…」

椎奈「なるほど、そうだったんだね…」


まぁ、大きな理由としては工藤邸から覗いてくる謎の男に監視されていたってのがあるんだがな…。

そう心の中で呟きながら、俺も購入した缶コーヒーに手を伸ばして運転しながら口をつける


椎奈「ちなみにさ、なんでレシート見てないって誤魔化したの?」

降谷「…それも知ってたのか?」

椎奈「あまり転生者舐めない方がいいよ零さん」

降谷「まったくだな…。安室透は弟子入りした身だから、そんなにホイホイ解決しちゃまずいだろ?」

椎奈「いや、コナンくんに勘繰られてる時点でそういう配慮は無駄な気がする」

降谷「周りが引っかかってくれればそれでいいんだよ。彼にはどんな手も通じないさ」


俺がそういうと、「あ〜…それもそっか」と椎奈が苦笑いした。


あの少年は本当に何者なんだろう?

椎奈とは遠い親戚なんだと周りに聞いたが、2人はありえないほど幼い姿がよく似ている…

それに何より、彼女のコナンくんを見ている目は慈愛に満ちていた。俺に向けるのとは別の、家族に見せるような目だ

実に興味深い。

俺は小さくフッと笑いながら、またコーヒーを一口飲んだ


ーーー降谷side
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