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白い流星【ソードアート・オンライン】

第4章 攻略組





攻略でクリアした時、二つほど定番がある。


「聞いてくれ皆!
俺から言うことはたった一つ!!

…勝とうぜ!!!」

ディアベルの言葉と…


「うおおおおお!!醤油ラーメーン!!!!!!」
『うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!』

ケイトの雄叫びだった……;



無論、ヒースクリフもまた楽しそうに拳を振り上げていた。

醤油ラーメン食べ放題が嬉しいのだろう。材料費もタダだしな。


こんなことを言って、何を言いたいのかと他は思うだろう。



だが、事は簡単な話だ。


つまりを言うと…



攻略組が、食欲の権化となりかけている。

グルメというか、こだわりが強いというか…
それがあってこその三ツ星級の味であり、温かみを帯びた料理なのだが……


病みつきになってしまいそうになる自分がいる。



それでもって、あの料理のおいしさを知っているからこそ

勝った後に食べれると解っているからか、凄まじい勢いで攻めまくる。


まるでバーサーカーの如く

鬼神の如き防御を捨て去った、捨て身の攻撃の嵐。

攻撃を攻撃で払い続け、同時にまた攻撃も混ぜるというとんでもない荒業を成し遂げ続ける有様だ。




別の意味で凄いことになっているともいえる。

今までは勢いで、一人も欠けないまま連勝しまくっていた。
あまりにもうまく機能していて、あっという間にボス戦が終わるのは当たり前となりかけていたわけだが…


5階層のボスは手強いと思うから

どうしても壁戦士(タンク)が必要になってくるわけなのだが、そのことについては考えているのだろうか?



俺の頭には、そんな一抹の不安がよぎっていた。



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