第15章 《裏》無茶しないで【山崎退】
夏希「山崎さんっ!!」
私は病室の部屋を勢い良く開けた。
山崎「あ、夏希ちゃん…。」
山崎さんはふにゃりと笑った。
夏希「なんで無理したんですか!?」
山崎「ごめんね…。」
山崎さんは私の彼氏だ。
とても優しくて、
お人好しだ。
そのせいで、ついさっき敵に撃たれた。
夏希「仕事も出来ないじゃないですか。」
私は山崎さんの撃たれた肩をそっと撫でた。
山崎「まぁ、ね。これじゃもう書けないかも…。」
夏希「ばか…。」
でも、これじゃホントに仕事が出来ない。
だから、私は考えた。
夏希「私が監察をします!!」
山崎「…へ?」
夏希「山崎さんの代わりに、私が!!」
山崎「でも、危険だよ?」
夏希「山崎さんの役にたちたいんです…!!」
山崎「…じゃあ、無理しないでね?」
夏希「はい!」
こうして、私の監察が始まった。