第10章 汚染にかかった私〜光秀〜
「光秀様……どうされましたか。」
私は、黒い感情を隠してにっこりと笑う。
「貴様、今から何をしようとしている。」
「いえ。何もしませんよ。」
私は笑顔絶えず、言った。
「………露鬼、嘘をつけ。」
私は、ピクリと顔が揺れた。
「何のことか分かりません。」
私は、嘘をついていく。
「……露鬼。俺は、人に隠し子をするが……友達を裏切ってはいけない。」
光秀様は、過去の辛かったことを話してくれた。
私は、涙が流れた。
「あれ……?なんで……涙が出てくるの?」
私は、泣いた。
光秀様は、泣き止むまで私を抱きしめていた。
そんなところを女中たちに見られても光秀様は、そんなのを無視してずっと抱きしめた。
翌月
私は、光秀様の御殿に慕えることをなった。
そして、光秀様から五百年後の世界で言われるプロポーズと言うものを受けた。
その時の私の答えは言うまでもない。