• テキストサイズ

憂鬱シンデレラ

第5章 冷静になって。(剛side)


吉田の勢いに押されながらも何とか答える。



「いや、だって楓が俺のこと思ってるって。


ありえねえよ。


ひどいこと言ったのはこっちだし、
謝られる筋合いないし、


楓、好きな人いるらしいし」



だからありえない。
楓が思ってるのは楓の好きな奴で、俺なんかのことじゃない。

俺の気持ちだって、あの時ふとそう思っただけで、実は思い込みかもしんねえし、

1人で悶々と考え込んでると吉田がハァ!?と迫ってきた。
ホントにこいつはお嬢様なんだろうか。



「だから、楓の好きな人があんただっていう結論は出ないの!?」


/ 54ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp