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里親本丸、始めました。【刀剣乱舞】

第5章 助けに来ました


その場に立ち待っていると大きな音を立てて女が入ってくる


「ちょっと政府!!!!!
あんた達どういう事よ!!」


歌仙の審神者じゃないか...
巫女服を着て政府に今にも殴りかかりそうだ


政「だーかーらー!
明日、里親本丸がそちらに伺うって言ったでしょー!
それ位で怒らないでよ!」

「意味が分からないわ!
なんで私の本丸に里親本丸が押しかけてくるのよ!!!」

政「それはあなたが一番わかってるでしょ〜?」


どうやらもう既に頭に血が上っているようで顔を真っ赤にして政府さんの胸ぐらを掴んで揺らしている
私達にも気づいていないようだ


「私たちは愛し合ってるの!!
それなのに何で!?
法には触れてないはずよ!?」

政「...あなたは何も分かってない。
愛し方にも色々あるけれど少し愛し方を間違えれば愛してもらえなくなるわよ」

「...うるさい!うるさい!!!」

政「あなたも少しづつ気づいてるんでしょ。
なら潔く明日、身を引きなさい。」

「私は、歌仙と一緒に生きるの!」

政「刀と人間は同じ時を過ごせないわ。
所詮は物なのよそれは覚えておきなさい。」


床に泣き崩れる審神者
昨日とは大違いだ
そうだ。人間でも私達より長くこの世に残る刀。
でも不老不死になっても逆に戦いが終われば私達が取り残される。
どっちみち同じ時間は過ごせない

政府の力で刀の姿に戻ればもう話すことも目を合わすことも手を繋ぐことも出来ない

斬る事しか出来ない刀に戻る

でもだからこそ

人の真似事でも構わないから体を使って楽しい事をして言葉で表現して愛を伝えて
人とは時には残酷で、でもとても素晴らしい生き物だ

私は嫌われる事も愛される事も辛い事も痛い事も15年という短い間だけどそれなりに知った
偉いことを言える立場でもないけどこれから人間初心者こいつらに色々教えていかなきゃ行けないんだ


政「帰らせなさい」


審神者が他の役員に連れていかれる


政「...明日、それなりに大変だとは思うけどあそこの歌仙とは数回話したことあるんだけどとてもいい子よ
今も貴方が来ることを待ってると思うわ、私も後ろからついて行くけど特に口出しはしないわ頑張りなさい」

自「はい、あと欲しいものがあるんですけど」
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