第4章 業の時間
先生「おまえは成績だけは優秀かった。だからいつも庇ってやったが俺の評価に傷がつくなら話が別だ……俺の方からおまえの転級を申し出たよ。おめでとう赤羽君、君も3年からE組行きだ。桜風は、指導だ」
……やばい死ぬ
俺の中で 先生が死ぬ
生きていても人は死ぬってその時知った
そいつの全てに絶望したら……
俺にとってのそいつは死んだと同じだ
結愛「はぁ?あんたなんなの?そんなに肩書きが大切なの?カルマがE組なら私も……『結愛良いよ。てか、目瞑ってて?』え?うん。」
殺せんせー!!
あんたは俺の手で殺してやるよ!!
さあどっちの「死」を選ぶ!?
殺せんせー「カルマ君。自らを使った計算ずくの暗殺お見事です。音速で助ければ君の肉体は耐えられない。かといってゆっくり助ければその間に撃たれる。そこで先生ちょっとネバネバしてみました……。」
『……くっそ 何でもアリかよこの触手!!』
殺せんせー「これでは撃てませんねぇ。ヌルフフフフフフ……ああちなみに……見捨てるという選択肢は先生には無い。いつでも信じて飛び降りて下さい。」
こりゃダメだ
死なないし殺せない
少なくとも……先生としては…。
渚「……カルマ君平然と無茶したね」
結愛「カルマのバカ!命を大切にしろ。」
目を真っ赤にして泣いている結愛を抱きながら……
『別にぃ……今のが考えてた限りじゃ一番殺せると思ったんだけど、しばらくは大人しくして計画の練り直しかな。あとサンキュー。守ってくれて。』
と渚君にお礼を行った。
殺せんせー「おやぁ?もうネタ切れですか?報復用の手入れ道具はまだ沢山ありますよ?君も案外チョロいですねぇ~」
殺意が湧いてくる
けど……さっきまでとなんか違う
『殺すよ明日にでも……帰ろうぜ~結愛、渚君。帰りメシ食ってこーよ。』
結愛「うん。あ、先生……カルマを助けてくれてありがと。だから……私の中ではあんたは死んでないからね。」
殺せんせー「はい。良かったです。って!!!ちょっ。それ先生の財布!?」
『だからぁ……教員室に無防備で置いとくなって』
結愛「先生のお財布ダサいねww」
殺せんせー「にゅやぁぁぁあぁ!!!この不良偽善者!!!」
『ふふっ、カルマらしいや。』
業「あはは。」