• テキストサイズ

ひとしずく【気象系BL】

第50章 ほっとけーき


M side

俺の横でスースー寝息を立ててる翔さん
可愛くて思わずにやけてしまう

あの後シャワーを2人で浴びに行って
身体を洗ってあげるだけのつもりが
もう1回しちゃってゴメンね?

『・・じゅん』

寝言?

この愛しい人を抱きしめて寝よう


でもその前に俺には確かめたいことがあった。


スマホをタップし
数回鳴った呼出音

「あっもしもし、ニノ?」

『はいはい、どうしました?』

「あのさ、さっき俺にくれたあれなんだけど、車の中で袋の中を見て最初意味わからなかった」

『ん?あー。はいはい』

「何であんなの持ってたの?」

『くふふ』

「いやいや、笑ってちゃわからないって」

『潤くん、使った?』

「はっ?えっ?」

『そうかそうか。くふふ』

「いや、何も言ってないし」

『やっぱり潤くんに渡して正解だったなぁ』

「ニノが怖い」

『くふふ。2人をずっと見てたからさ。やっとかぁって感じよ?気持ちがお互い伝わったらもう止まれないでしょ?翔ちゃんに渡すか潤くんに渡すかちょっと迷ったけど、こうやって潤くんが電話くれてるってことは翔ちゃん寝てるんだよね?』

「えっ?いや、うん」

『ちゃんと大事にしてよ?体の負担も大きいし』

「う・・うん。あのさ、あれいつも持ち歩いてるの?」

『えっ?あー。愛し合いたい時に無くて出来ないって嫌だから。うちの人たちに持たせるの心配だし』

「何か色々気になったけど、うちの人たちって」

『俺ね、さとしと、まーくんに愛されてるの♡』

「はぁ!?」

『これからは嵐のグループトークで恋バナ出来ちゃうね』



通話を終わらせて、ベッドにもぐり込む
翔さんを抱きしめると、ふにゃっと笑った

「翔さん、嵐最強じゃね?」


end
/ 653ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp