第32章 ゆめのなか
「翔ちゃんはさ・・あの人とその・・付き合ってるの?」
不機嫌そうに唇を尖らせた翔ちゃんは、すぐに泣き出しそうな悲しい顔をして
S 「どうしてそんなこと言うの?あんなデタラメな記事やニュースを信じてるの?ただの友達だよ。」
「そうか!!そうだよね!変なこと言ってごめんね!おいら達さ不安だったんだ、あの局で生放送が終わったら翔ちゃんあの人に会いに行っちゃうんじゃないかと思って・・そんなの嫌で・・それで4人で翔ちゃんを拉致した」
うんうん頷くニノ、松潤、相葉ちゃん。
S 「俺を心配してくれてたの?」
「そうだよ!だって愛しの翔ちゃんが誰かのものになるなんて!!おいら達の愛する翔ちゃんが!!」
うおっ!勢いにまかせて告白してるよおいら。
真ん丸な目を更に丸くして驚きを隠せない翔ちゃん。
みるみるうちに真っ赤になった瞳からポロポロと涙がこぼれ落ちた。